回顧

■日曜中山11R スプリンターズS(G1)
1着 ▲カルストンライトオ(5人)
2着 ★デュランダル(2人)
3着 △ケープオブグッドホープ(8人)
7着 ◎シーイズトウショウ(3人)
外れ

カルストンライトオが不良馬場の中を一頭逃げてハイラップを刻んでの逃げ切り。
ラップタイム 12.0 - 10.6 - 11.0 - 11.5 - 11.8 - 13.0
時計だけ見ればスプリンターズSらしい完全なハイペース(33.6‐36.3)。
ぶっちぎり4馬身の快勝という結果になった理由は、まず荒れた馬場コンディションで瞬発力勝負の馬が伸び切れなかったこと。後方から進んだ2着デュランダルが最速の35.8。(カルストン36.3)
カルストンライトオを捕まえなきゃいけない先行馬がシーイズトウショウ以外、地力不足で大崩れ。潰れた馬が壁になって後ろの馬は外に出す以外になかった。(そして内に突っ込んだサニングデールは見事に前が壁になり、最後まで何も出来ずに終わった)。結果2着以下の上位陣はスムーズに競馬が運べた後方組。だけど後方組が今日のカルストンライトオを捕まえるのは物理的に不可能な展開と馬場だったことで、結果的には能力以上に着差がつくことになった。
それを踏まえたとしても、スプリント戦での4馬身は決定的なものがあり、不良馬場のフロックと片付けられるものだとは思えない。カルストンの二走前の函館SS(勝ち馬シーイズトウショウ)。全く買えそうもないと思った緩い調整で、想像以上の粘り込みを見せての3着だったが、今になって後付けで思えば当時の出来で、あれだけの競馬が出来るのなら、メンバーが強くなっても本調子にさえあれば相当戦えることは想像に難しくなかったかも。近走の評価を改めなおして、夏を越えてのカルストンライトオの強さはショウナンカンプ級に評価したい(遅い)。
それにしてもシーイズトウショウ本命は我ながらセンスのない予想だったかも……。