中山11R 弥生賞(G II) 自信:★★★★

評判の超大物○ディープインパクトがクラシック路線に乗せての力試し。この馬に関しては言わずもがな、デビュー二戦のレース映像を見れば能力には疑う余地はないだろう。デビュー戦で負かした二着は先のきさらぎ賞勝ち馬コンゴウリキシオー。それを子供扱いでの楽勝のあと、若駒Sでは相手は大したことなかったが乱ペースも何のその、正に次元の違う脚を使っての全くの危なげない競馬。課題はスタート難。今の中山は雪も降って(振ってなくても)外を回すと苦しい馬場。且つここはスロー確実のメンバー構成。小頭数なので、トラックバイアスの不利はそこまででもないだろうが、上がりが速くなると物理的な限界もあるかもしれない。前で何かが34秒前半を使えたとしたら、ディープといえど今の中山で後方から33秒前半を使うのは不可能なので。この死角に乗じて逆転があるならば、前にいける強い馬。前にいて速い上がりも使える馬。となると二歳チャンピオン◎マイネルレコルトしかいない。ここまで論外の京王杯2歳Sを除けばパーフェクトな内容で、朝日杯は究極の出来だったにしても特筆の内容。前が崩れる厳しいペースの中を強引に捲くり上がっていって、直線では更に後続を突き放す内容。G1にして着差以上の完勝だった。ただ馬体に大物感があまりなく、クラシック級とまでは思っていないが、ここはスロー前有利の流れを味方に後続を封じる可能性は大きいはず。仕上がりは朝日杯当時の8割程度と見るが、それでも今回の流れで崩れるようでは、敗因が距離にしろ成長力の無さにしろ、クラシックでは今後に先がない。
二頭のマッチレース。イメージは平成10年の弥生賞の直線イメージ(じゃあ勝つのはディープだ…)。あとはあくまで三着候補。にしても三着以下も力差は大きく、明らかに力量上位のアドマイヤジャパン、どんだけ捻っても前走度外視ニシノドコマデモまで。マチカネオーラは距離はスタミナを要求されない流れになるので問題ないとしても、これまでの相手関係を比較すれば展開利含めても能力が足りないだろう…。レットバトラーは血統人気程大したことないのは折り合い欠き気味だったアドマイヤタカと大接戦を演じる程度なのでわかる。ダイワキングコンが逃げても芝の一線でいきなりとは流石に。ニューヨークカフェは現時点では500万クラスでも下のほうのレベルで調教に騙されない。エイシンサリヴァンは中山替わりも考えれば、当時から能力を上げても朝日杯の差を一気に逆転までは難しい。ブレーヴハートが勝ってきた相手はダートでも500万下クラス中級レベル。超相手強化で芝替わりでパフォーマンスを幾らか上げてきたとこで、ここで足りるとは思えない。長々と書いた結論は何の面白味もなく波乱無し。
馬券。馬連◎−○一点。馬単◎→○一点。
三連複◎○二頭軸流しで×二頭へ。
三連単フォーメーション一着(◎7○10)二着(◎7○10)三着(×1×8)。厚め一着◎マイネルレコルト。三着アドマイヤジャパン