中山11R 朝日杯フューチュリティS(G III) 勝負度:★★★★


素質突出一強
ジャリスコライト
○ダイアモンドヘッド
スーパーホーネット
アポロノサトリ
×ダノンブリエ
×ショウナンタキオン
スロクハイネスの回避でレソルナの逃げにフサイチリシャールがついていく形。レース性質から酷いスローはないと思うが、それほど厳しい流れでもないか。
勝つのは◎ジャリスコライト。初戦はマイネルスケルティの勝ちパターンに入ったかというところを並ぶ間もなく捕まえた。そして二戦目が圧巻。ニシノイツマデモに上手く勝負所で被せられて仕掛け遅れるも、追われると一瞬で突き抜けた。スローの上がり勝負で勝負所で前詰まりの仕掛け遅れ、それを覆して楽勝という勝ちっぷりは、かなりのスケールの大きさ。来年はこの馬とアドマイヤムーンに戻ってくればマルカシェンクの3強の争いになるのか。ここらへんではちょっと負けるイメージが沸かない。
人気の三頭の他二頭。ショウナンタキオン新潟2歳S以来の3ヶ月明け、出遅れ癖のある馬で内枠に入ってどう捌いてくるか。勝負を賭けてくるには中間の内容ももう一歩。内を綺麗に捌いて抜けてくる騎乗をGI120連敗中の勝春に求めるのも酷か。フサイチリシャール新馬マルカシェンクの4着の後、スローの単機逃げで重賞含めて3連勝。ここまでは何故か三戦とも誰にも絡まれずに展開に恵まれてきた内容で、前走のレコード勝ちがやけに評価を高めているが、当時の馬場を考えればそこまで評価に値する内容かは疑問。ここに来るまでの過程に激しい流れか抑える競馬を経験せずに来て、すんなり勝ちきれる程抜けた素質も感じない。これはトラップ馬の匂い。
となると相手は何か。とりあえず穴を開ける条件として内枠。前述のフサイチリシャールを捨てて豊がチョイスした○ダイアモンドヘッドが好条件。新馬を勝ち上がった後、休み明けを体重増で2着。上積みも見込めそうで中間も坂路を意欲的に追われ、照準を合わせてきたローテーションは好印象。中山コースを器用にこなせそうな競馬の上手さも見せていて、前走ちぎられたマルカシェンクのいないここならジャリスコライトの次の順番は十二分にあるはず。
そのダイアモンドヘッドにデイリー杯で小差の三着だったのが★スーパーホーネット。タフな競馬から上がり勝負まで経験して且つ対応してきているのも良く、そのデイリー杯ではスタートで出負けしている差もあったのだからダイアモンドヘッドとの差はどうなるかわからない。そうなるとそのスーパーホーネットとくるみ賞で小差の競馬をした×アポロノサトリまで候補か。ただこっちはくるみ賞の後賞金を積む為に一戦してしまった分消耗度がどうか。力関係で未知なところで△ダノンブリエまで。
単◎。馬単◎一着流しで○★△。
三連単◎→○★△→○★△××。