M-1感想

競馬のことは何も書いてません。

敗者復活戦を昼から見てましたが、オードリーと磁石が自分の面白さと観客の受けが良かったです。まぁ勢いと会場の空気がオードリーだったので(磁石の笑いを取ったネタの一つもオードリー春日を引き合いに出すネタだったし)、勝ち上がりは至極妥当でした。

本戦もTV観戦

ダイアン

準決勝の評判が良かったので、今年一番楽しみにしてた。
ただサンタを知らないのフリ、ファナステで使う間が長すぎた。ファナステは笑えたのに、そこの間が長かったので、後ろに繋がらなかったと思った。トナカイの下りとヨネスケでは笑えたし、熱弁→本当はいないの展開も上手い構成だっただけに…。

笑い飯

闘牛士で立ち位置を入れ替えるスタイルをネタにする掴み。そこから追突事故ネタでいつものWボケスタイル。闘牛士のネタを最後のオチに重ねると思ったが、何もなかった。闘牛士のとこで時間を使って、一区切りで次のネタに入ったせいかWボケが加速段階で時間切れな感じ。この構成では4分は短すぎた。

モンスターエンジン

エイリアンネタ。面白かった。が、本人がナイツとの引き合いでネタにしていたが、笑いどころと笑いどころの間が長かった点で今年の手数の多いネタを繰り出す面々の中で、M-1向けという点では劣っていた。その中で大きな笑いも作りきれなかった感じがあった。

ナイツ

今年の大本命。ネタは宮崎駿。最初に見ると、レッドカーペット等で見るナイツと比べて、ボケ→突っ込み→ボケの間が長いと思った。最初は緊張しているせいかと思ったが、一発ネタに近いレッドカーペットと違う4分M-1用に意識的に変えてきたのかも知れない。だけどそれが、普段よりもキレがなかったように思えてしまった。レッドカーペットのようなテンポで4分しゃべくり倒したほうが良かったと思う。でも眼鏡と城、最後に下ネタで畳み掛けたとこは面白かった。

U字工事

この前日にオンバトの一般審査観覧に行ってたのですが、そこで出てきたのを見てきたばっかだったのもあって応援。漫才からは緊張した様子は全くなく、100%の力を発揮したように思えた。その前日にも思ったことだが、何でもないローカル世間話のようなネタをここまで盛り上げる地力には恐れ入る。自分は凄く面白かったが、ある程度以上は点が伸びないだろうというのも半分仕方ないように思う。(ネタにした栃木、茨城、埼玉(と言葉でには出てこない東京)の見えない勢力関係等が全国的に浸透しているものなのかという点などで)

ザ・パンチ

緊張のせいか言葉を噛んだり、間が悪かったり。いつもは痛いボケの発言への突っ込む言葉で笑わせてきたが、今回はその死んで〜が上手くハマりきれなかった。でも「帰ってきてニュースつけた人が〜」のとこは面白かった。

NON STYLE

人命救助ネタ。知る人ぞ知る若手の実力派として、毎年準決勝の壁でぶち当たってきたNON STYLEが遂に決勝に出てきた。速いテンポで、ボケ→突っ込み→ボケのセルフ突っ込み(ボケ→ボケのセルフ突っ込み→突っ込み)のパターンに顔芸を交えて、4分間に、これ以上ないくらいの手数を繰り出してきた。一度いいのを貰ったら、デンプシーロールに巻き込まれるような勢いだった。納得の勝ち上がり。。

キングコング

一般的には本命と受け取られていたキングコング。言葉遊びやネタ自体は弱いのだが、その弱さを見せない勢いと激しいドタバタアクションの上手さで、笑いに引き込んでいたのが昨年のキングコングだった。が、今年はネタの質としては昨年と同じような感じ(昨年の1本目よりは更に下回ったか)のまま、昨年の良さであったドタバタ感が無くなってしまった。失敗だったのはドタバタを作れないヒーローインタビューを題材にしてしまったとこだと思う。昨年は舞台を端から端まで使ってコメディ演劇を見ているような感じが、今年は舞台中央で立ち位置もほぼそのまま。アクションがなくなった事で、ネタ自体の弱さが浮き出てしまったのが今年の結果だったと思う。キングコングに色がつかず順当な得点だったのは良かった。

オードリー

敗者復活と同じ引越しネタ。敗者復活同様に良い出来だと思っていたとこで、途中でボケの春日が噛む。この噛みが最高に良いタイミングだった。これを突っ込みの手腕と春日の「お前が何とかしろよ」のアドリブで繋げて、それを盛り上げる突っ込みの手腕が見事だった。この後、「咳き込む」→「殺さないで下さい」の流れが、噛んだことで一層際立った。ベストのタイミングで噛んだと思った。神が降りてきたタイミングと、それを生かす技術でこの日一番の盛り上がりだった。

1位オードリー、2位NON STYLE、3位ナイツ。至極妥当な結果か。最終的には予選から地力を見せていた前評判の高かった3組が波乱なく勝ち上がった。
U字工事は自分個人では3位だと思うほど面白かったが、全国的にはどうか。

◆最終決戦

ナイツ

SMAPネタ。二本目はクソソソのあるドラゴンボールネタで来ると思っていたが。一本目の眼鏡を持ってくるとこが良かったが、結局それに留まってしまった感じ。一本目にあったような下ネタの畳み掛けに比べて、二本目は盛り上がりどころが弱かった。

NON STYLE

怪談ネタ。バネストラップを被せてきたのと、昔もオンバトで見た街灯。こっちも一本目よりはハマらなかったが、これは好みの問題か。クオリティは一本目同様に保ってきたと思う。

オードリー

オンバトで見た選挙演説ネタ。一本目とは変化を入れてきたネタ。変化をつけてきたことを、どう評価されるかだが、見た瞬間は失敗したと思った。折角一本目のネタでオードリーが会場と審査員の空気を掴んだのに、変化をつけたことでそれを手離してしまったのではないか。このネタをスタイルに慣れられた来年に使ったら有りだったかも知れないが…。オードリーのストレートに審査員が慣れて(飽きて)なかったうちに、チェンジアップを投げて、失敗した感じ。

バテたナイツが一枚落ちて脱落。
一本目同じ球種で勝負したNON STYLE、変化を入れてきたオードリーのどっちを評価するかだと思ったが、結果は前者だった。一本目の評価ではオードリーを上に見た松本、リーダーの二人の評価がNON STYLE。一本目で同得点をつけた巨人師匠もNON STYLE。5-2でNON STYLEM-1王者に輝きました。アンタッチャブル以来二人目のオンバトM-1の二冠制覇。ボクとしては圧勝だったとは思いませんが、文句無しだったと思いました。
今年は下位も含めて、全体的にかなりハイレベルな大会だった。

場違いにこんなこと書いてしまったけど、今週末は競馬頑張ろうと思います。プレミアムレースは全部買う。お金いっぱい使います。