■日曜中山9R有馬記念 
1着 ▲ゼンノロブロイ(1人)
2着 ○タップダンスシチー(3人)
3着 △シルクフェイマス(9人)

14着◎ヒシミラクル(6人)
はずれ
ゼンノロブロイが番手で、逃げたタップダンスシチーを終始射程圏に捕らえたまま直線に入り、きっちり差し切ってのグランドスラム達成……しちゃいました。これをされると来年以降にもう一つ二つ好成績をあげたとして、多分顕彰馬候補の上位にランクされてしまい、またスペシャルウィークの順番が遠のきそうだ……。
タップダンスシチーは遠征明けで能力を発揮できるか疑問視されていたが、終わってみれば負けても強い競馬でした。自ら先頭にたってレースをハイラップで引っ張り、地力勝負の得意展開に持ち込んでの2:29.6。ゼンノロブロイが終始相手をタップに定めたような、あの乗り方をしていなければ、まず差しきれなかったと思います。これしかない騎乗をしたペリエと、それに応えたロブロイ。馬を信じて自分の形に持ち込んだ哲三に、それに応えたタップ。内容の濃い良いレースだった。
本命ヒシミラクルは自身の理想通りの展開だったと思ったが、三角から手応えが怪しくなり、四角では潰れてました。繁靱帯炎を患った影響か、今後の復活シーンが想像しにくくなった内容でした。頑張ってほしいけど……。
シルクフェイマスは体が戻って復調を見せた。輸送のない春に望みを繋ぐ一戦になった。
コスモバルクは全く普段のかかり癖を見せず中団からの競馬で、見せ場さえ作れず。太目というのもあったのかもしれないが、それ以前に激走続きの反動があったか。見えない疲れというか、追い切りでもかかるところがなかったのが目に見えた疲労のサインだったのかも。
その他の馬でパフォーマンスを多少上げてきたのは、ハイアーゲームか。人気もなかったせいか道中後方待機の着拾いみたいな競馬だったが、最後はこの秋では一番であろう脚を使ってきて6着入線。上位には離されたので、トップクラスとやりあっての好結果が望める内容ではなかったが、相手次第では春は勝負になりそう。
ということで競馬好きの皆さん一年お疲れ様でした。今年は前半スランプで酷い負債を抱えてしまったが、後半は予想を思い出してきた。来年こそ回収率100%越えを目標に頑張るぞと。