回顧2

■日曜中山11R 中山記念(GII)
1着 ◎バランスオブゲーム(4人)
2着 ○カンパニー(2人)
3着 …アルビレオ(7人)
的中(単勝760円,馬連1,820円,馬単4,410円)
■日曜阪神11R 阪急杯(GIII)
1着 △キーンランドスワン(7人)
2着 ◎カルストンライトオ(3人)
3着 …ウインクリューガー(5人)
的中(馬連6,800円)
ここは二つまとめて。中山記念バランスオブゲームが追い切り不安説も何のその、流れも向いたが地力の違いを見せて快勝。二着にはカンパニーが馬群を縫って伸びてきて快勝。あわやの勢いでアルビレオが少しかかりぎみながら早目の競馬で三着に粘りこんだ。押し出された一番人気だったエアシェイディは何とか四着には食い込んだものの、終わってみればこれくらいの馬かな?といった印象。何だかんだで京阪杯でも有利な展開からカンパニーに差され、AJCCでもユキノサンロイヤルと同じくらいの強さと考えれば、能力通り走って能力通りの着順におさまったと思われ、カンパニーが追い込みにくい馬場の不利と休み明け、バランスオブゲームが追い切り不安説があったせいだが、今回の人気は終わってみれば過剰だった。メイショウカイドウの凡走は中山に適正がないとかの前に、普通に中央場所では能力が足りなかったというのが一番大きいと思う。ただ絞れてくれば変わり身を見せる可能性はあるので、そういう意味で暖かくなってから見直す余地はある。勝ち馬と三着馬についてはまた後述。
阪急杯カルストンライトオが逃げ粘るところをキーンランドスワンが差して久々の復活。三着には外から飛び込んできたお笑いG1馬ウインクリューガーが岩田康成になってガラリ一変。斤量なんかを考えれば良く伸びてきた。こっちはギャラントアローなんかが驚くことに抜けた人気になっていたのがビックリ。抑える競馬で新境地を見せたとはいえ、今度は追いかけるのがカルストンライトオなのに加え、苦手の坂コース。前走より買い要素がなくなり、その上今度は妙味もなし。ここで人気してから買うのは明らかに買い時ズレ丸出しだったのに、ここまで人気するというのはまだまだ世間の馬券購入者もぬるいなぁ、と思う反面ウインクリューガーなんかが岩田康成とはいえ5番人気とかありえねぇ、とか思ってたら好走しちゃったりして、世間の馬券購入者は凄い見る目があるなぁとか思ったり。ギャラントアローは次の本番で人気を落としたら今度は買いかも。
キーンランドスワンは昨年のシルクロードS以来の勝利。ここ二戦あたりでようやく調教にも復調が見られてきて、前走はあの不利に飲み込まれて消化不良。速い時計の決着もこの馬には向いた。坂コースがそんなに良い馬ではなかったと思うので、高松宮記念本番でも再度上位に絡んでくる可能性は十分ある。アドマイヤマックスも距離不足の中ではよく走ってる。にしてもこの馬もいつも過剰人気するタイプなので、余程じゃないと手が出せる馬じゃない。高松宮記念で買う気には当然ならない。
59kで逃げねばったカルストンライトオスプリンターズSを見た時にはショウナンカンプ級の能力とか吹いちゃったので、この相手で無様な結果を残さなくてとりあえず良かった。でここを叩いての次走では人気の一頭になると思うが、この馬は右にラチを置いて、それを頼りに走る馬なので、左回りの高松宮記念では大きく崩れる可能性を頭に入れておくべき。ここで買いで馬券になったことで、次で消しやすくなってよかった(ここで買わずにいて、次で買ってとばれた日には馬券下手丸出しだから)。ただ、かといって本番で代わる馬となると特筆できる馬もいないんですが。(プレシャスカフェの中心は当然の前提で)

この両重賞。ボクは結構追い切りや中間の馬の状態を馬券検討の大きなファクターにしてることが多いので、そういう意味で追い切り不調だったこの二頭を今回中心に据えることができたのは大きかった。今回追い切りが駄目でも本命に出来た理由として、バランスオブゲームの一昨年の毎日王冠カルストンライトオの昨年の函館SC。バランスオブゲームが一昨年の毎日王冠で追い切り不調で人気を落としていた中、ボクも同馬の評価を下げて実戦で楽勝されたこと。カルストンライトオが昨年の函館SCでは、結果的にはシーイズトウショウ軸でゴールデンロドリゴ相手に馬単万馬券を拾えたけど、当時のカルストンの追い切りがヘロヘロだったのを見て、これは明らかに次のアイビスSDへの間繋ぎだなと思い、自信をもって消したら最後の最後まであわやの粘りこみで、冷や汗ものの2着と僅差3着。個人的にこの二つのレースの記憶を拾い起こすことが出来たので、今回両馬を追い切りとは別に本命に推せた。これは普段追い切りを重視していた自分なら、打てない本命であって、その逆をいけて成功できたこと自体が好配当ではなくても会心といえる予想だった。で、今回逆にそういった点で失敗したのは中山記念でノーマークにして三着に粘りこまれたアルビレオ東京新聞杯の回顧では(当時△)、「アルビレオは良く伸びてるが、(東京新聞杯では)流れが向かなかった。金杯2着はフロックではないことは証明したので、このレベルなら目処はたった。」とここでも書けていたのに、その記憶を呼び起こすことが出来ず結果三連複、三連単を取り逃した。競馬は記憶のゲームといわれることがありますが、良くも悪くもその通りだなぁと感じた両重賞だった。こういう回顧も後々見直すようにすれば、何かいいことがあるかもしれないと思うとダラダラ書いてる駄目ブログも意義があるように思えてきた。とりあえず今週は久々に美味しい的中も拾えたので、来週もこの流れを継続できるよう頑張っていこう。