回顧

■日曜阪神11R 桜花賞(GI)
1着 △ラインクラフト(2人)
2着 ◎シーザリオ(1人)
3着 △デアリングハート(10人)
4着 ○エアメサイア(3人)
一応的中(馬連1,220円,三連複8,440円)
スペシャルウィーク産駒の初GIにしてクラシック制覇は、ユーイチの好騎乗と、吉田稔のちょっとしたロスが重なって寸での所で離れていってしまった。スタートはほぼ正常で、ラインクラフトは外から前の残りやすい馬場と外を回される不利を考慮して、思い切って先行集団に進出。シーザリオは先行好位の内に構えられると思ったが、外からデムーロに押し込められるようにプレッシャーをかけられると、ストライドが大きいシーザリオは窮屈になって吉田稔は首をあげて馬を抑える。ポジションを失ったまま外から各馬にこられて三角時点ではもう後方集団に置いていかれてしまった。直線で馬がバラけるのを待ってから抜け出されると馬群の中を力強く割ってきたが、序盤のビハインドが重かった。直線で左にヨレるのを矯正する余裕もなかったことやラインクラフトのユーイチが上手く乗りすぎたことなど、色々含めて吉田稔に大舞台の経験、シーザリオにチャンスを掴む運がなかったということか。デアリングハートが人気していなかったおかげで馬券収支は沈んでいないけど、かなり心情的には沈んだ桜花賞だった。
アンブロワーズエイシンテンダーライラプスショウナンパントルペニーホイッスルといったチューリップ、アネモネクイーンC組が沈んで、終わってみれば高レベルと言われていたトライアルのフィリーズレビュー組に能力が高いシーザリオが1頭食い込んだだけの形。多少着差の差異はあるが、概ね結果の通りフィリーズレビュー組が単純に強かったと思っていいだろう。フィリーズレビューで勝ったラインクラフトが2番人気。3着のエアメサイアが3番人気。4着だったディアデラノビアエアメサイアより上位に評価されていたくらいの馬。こう見ると同レース2着だったデアリングハート武幸四郎からデムーロへのスイッチ、状態落ちも見られなかったことを考えたらここまで人気がない理由も見当たらず、いわゆる人気の死角、盲点になっていた美味しい馬だった。アネモネ組の二頭にショウナンパントルはやはり関東馬には仕上げが難しい桜花賞だったというだけならいいが、ここから巻き返してこれるだけ強い馬かと言われると能力レベル自体も疑問視。エイシンテンダーは相手にも展開にも恵まれたチューリップ賞よりも、菜の花賞の差し脚を評価していたがペニーホイッスルの能力に疑問がつくと、同様に相対評価を下げてよかった(ここで買わなかったのは能力云々の前に最終追いの弱さが気になっただけだが)。

とりあえずオークスでは断然人気濃厚なシーザリオだが、心情的にも再度馬券の中心に据えるしかない。あとは騎手が誰になってくれるか。ディアデラノビア武豊でトライアルを使う予定なので、もしかしたら今度こそ安藤の予感もするが、この際誰が乗っても馬券は動かないので腹を決めるしかないのですが、無難なとこで内田博幸とかピサノグラフが出れなかったときのケントとかなら良いなぁ。

皐月賞ディープインパクト中心の予定ですが、相手もアドマイヤジャパンローゼンクロイツくらいしかありそうな馬がいなく、狙えそう馬が見つからないがどうしたものか。